<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="65001"%> 計算科学セミナー
     
   
     
 
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November.10 (Wed)

場所 環境総合館3階第2講義室 (map の47番)
連絡先 計算科学連携教育研究センター

  13:30 ~14:30
Speaker
木村 芳文
名古屋大学 多元数理科学研究科
Title
成層乱流におけるエネルギースペクトル
Abstract
安定密度成層乱流のシミュレーションをBoussinesq近似のもとで行ない,エネルギースペクトルについて考察する.成層乱流の特徴は1つには速度場が渦 (geostrophic part) と波(ageostrophic part) の重ね合わせとなっている事であり,もう一つには,速度場(および密度場)が空間的に非等方性を示すことにある.速度場を渦と波に分離し、非等方性を考慮した統計をとることにより、渦と波のエネルギースペクトルはある波数においてベキ指数の遷移をおこすことが観測された.これらのエネルギースペクトルの特徴付けについて議論を行なう.
   
   

  15:00 ~16:00
Speaker
坪木和久
名古屋大学 地球水循環研究センター
Title
雲解像モデルを用いた気象シミュレーション
Abstract
地球の大気は、雲・降水の形成とそれに伴う水循環によって特徴付けられます。空気と水蒸気の流れのなかに雲や降水の粒子が形成され、それらが複雑に絡み合って多様な降水システムが形成されます。雲の中でも豪雨や突風などの激しい気象をもたらすものは積乱雲です。それはまた台風やクラウドクラスターを構成し、それらの駆動源ともなっています。このような積乱雲とその群をシミュレーションするために雲解像モデルを開発してきました。気象のモデルにはさまざまなものがありますが、雲解像モデルは最も近似の少ない方程式系を用い、複雑な雲物理過程を計算するものです。セミナーではその基本的なところからはじめて、台風などの大規模シミュレーション例を紹介したいと思います。