<%@LANGUAGE="JAVASCRIPT" CODEPAGE="65001"%> 計算科学セミナー
     
   
     
 
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September.27 (Mon)

場所 環境総合館3階第2講義室 (map の47番)
連絡先 計算科学連携教育研究センター

  15:00 ~15:50
Speaker
梅田 隆行
名古屋大学 太陽地球環境研究所
Title
宇宙プラズマの運動論シミュレーション
Abstract
宇宙を満たす無衝突プラズマには、その時空間スケールにより、惑星規模のグローバルな磁気流体(MHD)構造、中間スケールの流体的境界層構造、及び粒子スケールのミクロ構造が現れます。この中で粒子スケールの現象は、プラズマ粒子の運動方程式または無衝突ボルツマン(ブラソフ)方程式を用いた運動論で記述できます。本講演では、粒子の運動方程式を扱う粒子(Particle-In-Cell)法と無衝突ボルツマン方程式を扱うブラソフ法の2つの「運動論」シミュレーションについて紹介します。これらは、「流れ」を扱う計算科学の中でも特殊な計算手法と言えます。
   
   

  16:10 ~17:00
Speaker
石原 卓
名古屋大学 工学研究科 附属計算科学連携教育研究センター
Title
高レイノルズ数乱流の大規模直接数値シミュレーション
-乱流の大規模データベースの生成・解析・可視化-
Abstract
乱流は大小様々なスケールの渦が非線形相互作用する,自由度の非常に大きい系であり,その自由度数は,レイノルズ数(非線形性の強さを示す無次元パラメータ)の9/4乗に比例して大きくなると見積もられています.近年のスーパーコンピュータを駆使した,乱流の大規模な直接数値シミュレーションの実施により,高レイノルズ数乱流場の詳細な解析が可能になりつつあります.本講演では,高レイノルズ数乱流の大規模な高精度・高解像度直接数値シミュレーションの手法について紹介するとともに,乱流の計算科学的な研究における,大規模データの生成・解析・可視化についての現状と課題を報告します.